2009年8月15日
 私に釣りを語らせたら鉄道の次に長い。だから最初からこの1ページに留めておこうと思う。

 佐久市には千曲川が流れている。日本海に注ぐ日本一長い一級河川だ。新潟県の知人に言わせれば、日本一長いのは信濃川だぁ、となるが、どっちも同じ川じゃねえかぁ。途中で川の名が変わるが、それがなぜかはわかりませんな。。。

千曲川でアユ釣りを愉しむ人々。
 カミさんの実家のすぐ近くに千曲川が流れている。橋から眺めているとアユを狙う釣り人が頑張っている。えっ?、なんであんたもアユ釣りしないのか、って? 私はやりません。川の中に入って釣るというのが、どうもおっくうでね。でもアユは旨いんだぁ。川魚のなかでは、カジカ(ハゼみたいな魚)の次に旨いと思う。

 千曲川のアユ釣りを見ていたら、釣りがしたくなった。で、無理やり娘を連れて釣堀へ。なんだ釣堀かよっ、て言うなかれ。千曲川のアユだって養殖したものを放流し、それを釣るのだから、たいして変わらないではないか。

釣り師、Wで参上。

う〜ん、やっぱきたない字だ。小屋、カンバン、全て自作という黒澤氏。
 カミさんの実家からバイクで2分走って着いたのは、“佐久平フィッシュランド”。 ・・・きったねえ字だなあ〜、それにフィッシュランドって名前、大げさすぎやしないかぁ? オヤヂィ〜!
 ここの経営者のオヤヂ、いや黒澤氏とはかれこれ15年ほど前からの知り合いだ。この佐久で、かつてはいっしょに魚獲りを夢中で愉しんだ仲である。夏は山の奥深く入った清流で天然イワナを獲り、真冬は石の回りに氷が着いた千曲川に入ってカジカ獲り。その真冬の身に脂がたっぷりのったカジカが旨いのなんのって。そんな魚獲り遊びが高じて釣堀経営となったのかな。
「今日はね、カネいらんよっ」
「そうはいくかオヤヂィ、釣れなくても文句言えないじゃねえの、カネは払うよ。そのかわり、ここの魚、根こそぎ釣っちまうけど、文句なしね!」
 さあ、娘と私の釣り開始。

池にどんな魚が入っているのかを、まずは確かめさせてもらう。 塩焼きにはちょうどよい大きさのニジマス。でも我が狙いはイワナ。 敷地内では自ら重機を動かし、花畑を開墾中。商売しようってかな。

手にするのは大量のカワニナ。これも黒澤氏のご商売。 カワニナはホタルのエサとなる。全国から注文が多いのだ。

魚の持ち帰り “1時間15尾まで無料” “取引 元気な魚1尾150円”・・・ということは30匹釣れば無料になるってことだな、、、。

 まずは娘に竿を持たせる。私は竿を持たずに娘の釣れたシーンを撮ろうとカメラを構える。・・・しかしいくら待ってもまったく連れないのである。「おいオヤヂィ〜、この池に魚入ってんのかぁ〜?」
「釣れねぇかい? もう昼だで、気温水温が上がっちまったからなあ」 釣れないことを嬉しそうにビールを飲む黒澤氏。

応援にカミさんの弟参上(弊社あさま工房責任者)。だが困ったことにエサのブドウ虫(ウジ虫みたいな)を両者とも触れないのである。エサ交換は筆者の役目。

 しかたがない。私も竿を持とう。カメラは娘に任せ、エサをつけて魚のいそうな場所に第一投・・・ほんの10秒だろうか、ほ〜ら釣れた。ニジマスだぁ。
 だから私に竿を持たせたらいかんと言ったじゃないのオヤヂよぉ! かつては東京湾で鍛えたこの手さばき、あまりに釣りすぎるので「いつもバイクで来るあの人はプロの釣り師かぁ? いやぁ漁師じゃないのかぁ?」とまわりからささやかれたほどの私である。東京湾から魚が減ったのは私の釣りが原因とも言われる腕前、こんな小さな釣堀の魚なんぞは1時間以内でカラッポよ! と大きなクチをたたくも、その後はまったくアタリなし。
 やっぱ、釣りは朝と夕方がいちばん釣れるかな。真夏の昼時の気温、そして水温が上がってしまったら、いくら私の腕をもってしても釣れんわな・・・釣れない時の釣り人は、どんな状況下でも言い訳を用意しておくのが鉄則である。

まあ釣れないといってもそこはプロ級。娘2匹、筆者3匹(変わんねぇ〜)、カミさんの実家にいる人数分の魚は、しっかりと釣って晩飯の塩焼きとなりました。

※高気温の昼時以外なら、1時間で一人10匹は確実に釣れる(黒澤氏:談)。その条件で筆者の場合なら20〜30は楽勝。

協力:佐久平フィッシュランドのHPはこちらへ >>